どのような研究を進めているか?

光を用いた新しい情報処理システムの開拓。光複素振幅制御に基づく情報フォトニクスの創出によって、次世代光通信、3次元光記録・表示・制御、情報の圧縮・変調・超解像、デジタルホログラムによる3次元・光断層計測への応用を進めている。

光技術×エレクトロニクス×情報科学を駆使することによって、従来の情報科学あるいは光情報処理を超えた新しい概念の光処理系・システムを確立すること。光の空間的な特性を活用し、一つの素子あるいはシステムを、超多重的かつ超並列的に動作させることで、今までにない機能を発現させると共に、高い性能(高速性・大容量性など)を発揮する次世代の情報フォトニクス。従来、光学素子を用いて物理的に実現してきた機能を電子コンピュータ内で仮想的に実施することによる高度に柔軟な光情報処理技術の創出。具体的な応用展開としては、1本の光ファイバを数100本分のファイバとして用いることができるモード分割多重通信技術(MDM)、「見えないものを見るための」高性能複素振幅計測技術(HDI)、「究極的なリアリティ」を生成する複素振幅生成技術、および、「時間を戻す魔法の鏡(位相共役鏡)」による光波制御技術などの研究を進めています。

⚡研究指導の方針について

世界で通用する研究者を育成することを目的に、日々の研究指導を行っています。具体的にどのような考え方に基づいて、研究指導を行っているかについては、こちらのサイトを参照願います。以下に、私が指導した博士論文の学生さんのお名前を示します。

第1代 高山佳久君(東海大学)
第2代 本間聡君(山梨大学)
第3代 二瓶裕之君(北海道医療大学)
第4代 文仙正俊君(福岡大学)
第5代 舟越久敏君(岐阜大学)
第6代 外石満君(ソニー)
第7代 伊藤輝将君(東京農工大学)
第8代 佐野貴之君(KDDI)
第9代 高林正典君(九州工業大学)

第10代 若山雄太君(KDDI)
第11代 渋川敦史君(岡山大学)
第12代 西牧可織君(北海道医療大学)
第13代 野澤仁君(アイシン精機)
第14代 後藤優太君(NICT-情報通信研究機構)
第15代 前田智弘君(青山学院大学)
第16代 山岸信博君(在学中)
第17代 張霜露君(在学中)

⚡研究プロジェクトの紹介